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第24走 陸上始めたら人生変わった話 植木@投2

こんにちは。時田さんからバトンを受け取りました。

医学部陸上部主将の植木です。

 

さて、リレーブログということで何か自分の話をしようと思うのですが、いざ文を書くとなると普段言えないようなことがどんどん溢れてきてしまうものですね。

読書・音楽・洋服などなど趣味はたくさんあるので何か紹介しようかなとも思ったのですが、いい機会なので自分と陸上の話でもしようかなと思います。

 

僕と陸上の付き合いは長いので、長文になってしまうかもしれませんが、お付き合いいただけたら幸いです。僕の陸上への情熱がわかっていただけるかなと思います笑



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遡ること10年ちょっと(!?)、僕が小学生の時の話から始めたいと思います。

小学校の頃の植木は実は勉強が得意でした。公文式に通って勉強し、ピアノなどの習い事もさせてもらっていた完全なインドア少年です。休み時間は図書室に篭ってずっと本を読んでいました。

当時から食べることはとっても大好きだったので体はぶくぶくと大きくなっていきました。(小学校6年生にして身長164cm 体重74kg)

小学校はもちろん足が速い人が人気を得る世界なので、勉強しか特技のない上にメタボ体型だった僕はクラスでは相手にされませんでした。放課後は家にまっすぐ帰りゲーム勉強お菓子の毎日…笑

自分の時間を楽しんでいたので当時は全く気にしていませんでしたが、今思い返すといじめみたいなことも受けていたような気がします。いじめはだめです絶対!

 

見かねた親は人間関係をリセットするために僕に私立中学の受験を勧めました。

こうして家から通える位置にある樹徳中高一貫コースに入学しました。

これが僕の人生の転機だったのかなと思います。

 

担任が陸上部の顧問(追いコンムービーで登場した人)で、入学早々こんな言葉をかけられました。

「太る才能があるやつは体づくりの才能があるんだ。一緒に全国目指さないか?」

 

今思い返すと笑ってしまうような誘い文句でしたが、スポーツと無縁の生活を送っていた上に才能を褒められたことなどなかった僕はコロッと陸上部に入部を決めてしまいました。入学説明会からパソコン部に入ると決めてたのに…

 

最初はアップジョグですらついていけず、動きもとろかったので当時主将だった卒1のI先生にもたくさん迷惑をかけました。斜め懸垂ができなくて練習中に泣いたのはいい思い出です。

でも、だんだん練習についていけるようになると、「練習すれば案外できるようになるもんなんだな」とどんどん陸上に魅せられていきました。

 

体はみるみる絞れていき、体育祭で白組団長とかやったり、持久走も学年一桁になれたりと小学校時代からは考えられなかった生活でした。(小学2年の時に持久走ビリをとったことがあります。自慢です。)

 

しかし残念ながら全中出場は果たせませんでした。

1ヶ月後のジュニアオリンピック予選では全国を決めたので、顧問と全国に行く約束は一応果たせましたが、今でも悔しさは残ってます。やっぱり全国といえば全中ですよね。

 

中高一貫コースは高等部は部活動禁止なのですが、その悔しさが拭えず学校に申請して高校でも普通科に混ざって陸上を続けました。

 

(ちなみにこの辺りから勉強をしなくなりました。)

 

I先輩も同じように普通科に混ざって部活動に参加していて、境遇が同じだったこともありかなりの時間一緒に過ごしていました。

そんな中、I先輩がラストシーズン前に肉離れに見舞われるという不幸が起こりました。

当時テスト期間の自主練中で、その知らせが耳に入った時、職員室の前で号泣していたのを覚えています。

 

「先輩の分も僕が絶対に全国に行く」

と気合を入れてラストシーズンに臨みました。冬の仕上がりも上々でインターハイの先をずっと見据えてましたが僕も関東大会前に肉離れと捻挫のダブルパンチに襲われあえなく関東で敗退。

 

さっきまで競技場にいたのに受験の世界に強制的に引きずり込まれることになりました。

 

受験勉強を始めるといっても陸上のことしか考えない高校生活だったので成績は大変なことになってたのですが、なんとか卒業でき、2年間かけて高校3年間の分を取り戻し群大に入学しました。

高校の部活が不完全燃焼だったので、「もう一度I先輩と陸上したい。一緒に東医体で結果を出す」というのが医学部受験のモチベの半分以上を占めてたのは覚えてます。一浪目から医陸のTwitterや部員の皆さんの顔と名前は目を通していました。

 

医学部を志望してから入学に至るまでは以下の書籍で執筆しているので興味のある方はお買い求めください。(宣伝)

 

大学に入って、もう一度先輩と陸上をできるのが本当に嬉しかったし他の先輩方も全員魅力的で、さらに同じ種目の人はいないだろうと思っていたら先輩が興味を持って一緒にやってくれたり、本当に医陸に入って良かったと思いました。

また、東医体で結果を出すことばかり浪人時代は考えていたのですが、いざ医陸に入ってみると他の大学生と同じように関東・全国の路線も結果を狙う人がいることもわかりました。

中学・高校と全国に出られなかった悔しさはずっと感じており、その気持ちもだんだんと再燃してきました。「全国」という言葉は僕の中で特別な響きを持っていて、果たせなかったもののそれに向かって努力した中学高校時代は本当に楽しかったし、僕の青春時代はその気持ちによって構成されたといっても過言ではないので、その気持ちを思い出せたことに関しても医陸に本当に感謝しています。

 

そんなこんなで現在に至ります。僕にとって陸上は人生を変えてくれたものです。これは何も大袈裟ではない表現だと思っています。陸上に出会ってなかったら…ということを考えると怖いですね笑




いかがだったでしょうか。ここぞとばかりに自分語りをしてみました。僕と陸上競技について知っていただけたなら幸いです。



読んでくれた新入生へ

 

医学部運動部の世界で全国を狙うというのは極めてマイノリティだと思います。でもそんな人もストレスなく練習できる場所が医陸です。高校では学校ごとにスタンスが違って、各校で一律の競技姿勢が求められていました。この高校は厳しい・この高校はゆるいみたいな。医陸は違います。気軽に運動を楽しみたい人・競技で結果を出したい人、いろいろな人が同じ集団に属して同じ場所で練習をしています。これってすごい面白いことだと思うんですよね。自分とは違うスタンスで競技をしている人と接することで新たな視点も得られますし、人生も充実すると思います。ぜひ、医陸で人生を充実させましょう!

 

さて、先日のマイルリレーに同じく、短距離ブロック長の弘夢くんにバトンを託したいと思います!次回もお楽しみに〜!

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コメント: 5
  • #1

    医陸 (木曜日, 19 11月 2020 17:18)

    素晴らしいです

  • #2

    群馬大学さん (木曜日, 19 11月 2020 17:20)

    いじめは絶対ダメです。
    陸上で人生変わったのですね。

  • #3

    膜生理の鬼 (金曜日, 20 11月 2020 14:04)

    とても楽しく読ませて頂きました。医学部は常に試験にいじめられてて辛いですが頑張りましょう。

  • #4

    スズメバチ (水曜日, 26 4月 2023 19:20)

    今日は、初めて目医者に、かかり、わたしも、同じまちあいの、人で、やな人が、いて、悪口もいわれて、疲れた

  • #5

    スズメバチ (水曜日, 26 4月 2023 19:29)

    今日は、目医者も、遅すぎるし、にどと、しょりょうもらったら、きたくないし、悪口をいわた、スズメバチは、がっかり、母親の、おつかれしか、きません